![]() 新東宝映画「煙突の見える場所」のポスター |
荒川区の歴史:昭和初期〜昭和39年 追憶のお化け煙突 平成19年20日(土) |
![]() つげ義春の漫画「おばけ煙突が消えた日の巻」の表紙 |
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| 足立区千住桜木町の東京電力火力発電所に大正15年に建設された巨大な4本の煙突は、見る場所によって1本〜4本に見えるところから「お化け煙突」と呼ばれていました。煙突の高さが約84mで、超高層ビルや東京タワーのような高い建築物のないフラットで原野のような当時の東京の都市空間にあっては目立った高さの煙突で、戦前・戦後の下町っ子の数少ない自慢のシンボルでもありました。 なぜ、足立区にあるお化け煙突が「あらかわ物語」に登場するのかと申せば、理由は2つあります。@荒川区の尾竹橋周辺から見た4本のお化け煙突の姿が一番美しかった。A東京電力の前進となる「東京電灯」が明治38年に、現在の荒川区立南千住第二中学校の位置に建設した発電所が始まりで、関東大震災後の大正15年に電力需要の増加に対応するため、足立区千住桜木町に移転したのです。お化け煙突の故郷は荒川区南千住だったのです。 お化け煙突は、映画や小説、漫画などにも数多く登場しました。東京オリンピックの昭和39年2月に、電力発電が主力となる中でその姿を消していきました。今ではその勇姿を追憶するばかりです。 |
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| 荒川区の西新井橋から見た煙突 | 荒川区の尾竹橋方面から見た煙突 |
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| 荒川区の尾竹橋方面から見た | 荒川区の尾竹橋から見た |
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| 荒川区の南千住千住方面から見たお化け煙突( | 足立区の千住消防署からは1本に見えた |
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| 足立区の千住元宿小学校からは2本に見えた |
解体された煙突の一部を輪切りにして「千住元宿小学校」の滑り台に使われている |
| 映画に登場するお化け煙突 *『煙突の見える場所』(1953年、新東宝・ベルリン国際映画祭国際平和賞受賞) *『女が階段を上がる時』(1960年、東宝):客の家を訪れたバーの雇われマダム(高峰秀子)の背景に4本のお化け煙突が登場する *『いつでも夢を』(1963年、日活):まだ木造の西新井橋の向こう、荒川越しにおばけ煙突が登場する。 *『見上げてごらん夜の星を』(1963年、松竹:)町屋付近の隅田川越しにおばけ煙突が登場する。 小説に登場するお化け煙突 *『無邪気な人々』(1952年、椎名麟三) *『おばけ煙突の見える路地』(1998年、たかだしずえ) 漫画に登場するお化け煙突 *『おばけ煙突』(1976年、つげ義春) *『おばけ煙突』(1958年、つげ義春) *『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(秋本治) *「おばけ煙突が消えた日の巻」(1988年、週刊少年ジャンプ18号掲載・59巻収録) *「希望の煙突」(2004年、週刊少年ジャンプ18号掲載・141巻収録 |
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